渋谷ライズX

渋谷シネマライズ、16年正月上映をもって閉館(webDICE)
と、いうわけで、渋谷シネマライズの閉館が決まりましたので、先に閉館した「渋谷ライズX」のリポートをデジタルリマスター版で掲載します。
当時からデジタル上映が映画を殺してゆく感じが出ていますね。




渋谷ライズX
38席/D-ILAプロジェクター上映(Victor DLA-G150CL)[16:9]3.32×1.86m/5.1ch
渋谷シネマライズ地下にあるD-ILAプロジェクターを使用したビデオシアターです。チケット売り場はシネマライズと共通ですが、入口がシネマライズとは別にあるので要注意です。使用しているプロジェクターの解像度が1365×768(もしくは1365x1024)ピクセルということですので、フルHD(1920×1080ピクセル)解像度での上映ではないですね。ちょっと残念。
38席のミニシアターですが何と2階席がある構造になっています。スクリーンはかなり小さく1階席からだと見上げる形になります。2階席からの方が見やすいです。

ちなみにD-ILAプロジェクターは1階席と2階席の間に設置してあります。1階席のプロジェクター近くに座るとプロジェクターの冷却用ファンの動作音が気になるかもしれません。

■1階席から撮影

■2階席から撮影

しかし、サラウンドスピーカーは何故か1階席しか設置がありません。サラウンドを楽しもうと思ったら1階席しか選択の余地はありません。
音響はいまいちです。スクリーン上にフロントスピーカー3台を吊って設置してあります。2階席で見たのですがフロントスピーカーに近すぎるせいか音のバランスが崩れているように感じました。
スピーカーはMaster Blaster X-act(フロント3台・サラウンド2台)とMaster Blaster SP15(サブウーファー)を使用しています。
個人的には、この設備で普通の映画館と同じ料金というのは勘弁してほしいです。他の映画館で観ることができる映画なら、あえてこの映画館を選ぶ必要はないでしょう。
[2007年取材の再録]