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A FILM BY CHRISTOPHER NOLAN 『OPPENHEIMER』

オッペンハイマーは『A FILM BY CHRISTOPHER NOLAN』『THIS MOTION PICTURE WAS SHOT AND FINISHED ON FILM』 と書かれているので、まずはフィルムで観なくては、ということで109シネマズプレミアム新宿のシアター8で鑑賞しました。
超久しぶりの劣化していない新品フィルムの上映ということで、わくわくして行ったら、嬉しい驚きにスクリーンマスクが上映前からシネスコサイズに固定されていました。109シネマズプレミアム新宿は全館ビスタサイズスクリーン固定だと聞いていたので、シアター8はシネスコサイズにマスクを動かせるようです。本編前のデジタル上映のCM・予告はスクリーン中央に16:9ピラーボックス投影でした。
35mmフィルム上映は、驚いた事に配給のビターズ・エンドのロゴフィルム→ユニバーサルロゴでスタート。音響はドルビーSRD5.1ch、フィルムが新しいので聞いた限りドルビーSRに落ちるところはありませんでした。
デジタル上映に慣れた目で見ると、どうしても最初は画質悪く見えてしまうのですが、目が慣れると35mmフィルム上映ならではの透過光の美しい上映であることが分かります。字幕はおそらくレーザー焼き込み加工のシネマフォント。映画館で映画を見たという気分になって良いです。
今回のオッペンハイマー日本上映で1バージョンしか見れないとなったら、私は迷わず35mmフィルム上映を見ます。

オッペンハイマー OPPENHEIMER(クリストファー・ノーラン)
[2023年米国/配給=ビターズエンド/3時間/字幕=丸ゴシック縁取り有り]
1回目=35mmフィルムシネスコ2.35 : 1/35mmフィルム DOLBY SRD/4100円/★★★★★(5/5)
2回目=IMAXレーザーGTテクノロジー 2.20 : 1(一部1.43 : 1拡張)/4K DCP DLP 6ch/2100円/★★★★★(5/5)
3回目=ドルビーシネマ2.20 : 1/4K DCP DLP DolbyVISION 5.1ch/2100円/★★★★★(5/5)
4回目=IMAXレーザーGTテクノロジー 2.20 : 1(一部1.43 : 1拡張)/4K DCP DLP 6ch/2100円/★★★★★(5/5)



2回目はIMAXレーザーGTテクノロジーで。フィルム上映を観た後だと、画面がハッキリクッキリしすぎていて目に優しくない感じがします(アルミニウムの反射光なので)。
IMAX70mmフィルム撮影の1.43 : 1拡張シーンは約40分らしいのですが、カット割りのつなぎ方が上手く体感では1時間以上ある感じがします。めまぐるしくアスペクト比が変わるので、落ち着いて見たい方はドルビーシネマの方が良いかもしれません。
それでも核実験のシーンなどIMAX70mmフィルムの迫力も捨てがたい物があります。唯一、残念なのが配給がビターズ・エンドとなった事で、字幕が手書き風シネマフォントではなく丸ゴシックだったことです。東宝東和やワーナーだったら手書き風フォントだったのに。


3回目は丸の内ピカデリーのドルビーシネマで鑑賞。映写機の調整がされていて、おそらくフラットコンテナのレターボックス版がぼぼスクリーンサイズいっぱいに投影されていて迫力があって良かった。IMAX版と違ってドルビーシネマは4Kの高画質で画角が変わらないので落ち着いて見る事が出来て良いですね。

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