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2023年3月13日から映画館でのマスク着用は個人の判断に委ねられる事に関する感染リスクを考える

全興連の『映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』が改訂され、2023年3月13日から映画館でのマスク着用は個人の判断に委ねられる事になります。

出典:映画館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン
Taisaku_guide_03movie1
Taisaku_guide_03movie2

そこで映画館での新型コロナウイルス感染症感染に関するリスクを考えます。

全興連が製作し今まで映画館で上映されてきたビデオ

『しっかりと観客の方々がマスクをして映画を観られれば新型コロナウイルス感染症に罹患する確率をかなり減らすことができる』

それがマスクを着用しない観客が来ることで、リスクがゼロではなくなります。
分かりやすく言えば、映画館の感染リスクがゼロではなくなるので『新型コロナウイルス感染症に絶対に感染したくない人は映画館に来ないでください』ということになります。

次にどれぐらいのリスクが発生するのかを動画で見ます
仮に後ろの席に座った人がマスクしないで、咳をした場合、これぐらい飛沫が飛びます。スタジアムシートだと確実に前の席の人は飛沫をかぶる事になり、感染症のリスクが高まります。マスク着用者でもコロナウイルスの飛沫は目から入ると感染する可能性があります。また、飛沫がドリンクのストローや、ポップコーンにかかった場合も感染する可能性が高まります。

更に滅多にはいませんが、たまにいる後ろの席にマスクしないで叫ぶ人が来た場合も、これぐらい飛沫が飛びます。


マスクをつけるのは、感染予防だけでなく、他人に感染症を移さないためでもあります。

明日からマスク着用は個人の判断 マスクの考え方と必要な場面や状況について(忽那賢志 感染症専門医)
マスクは自分が感染しないためというよりも、周りに感染を広げないためという意味合いの方が強い感染対策です。
自分が無自覚に感染していた場合にも、飛ぶ飛沫を減らすことで周囲への感染を減らすことができます。
ワクチンは自分が感染リスクや重症化リスクを下げるために接種するものですが(間接的に周りの感染を減らすことができます)、マスクは自分を守るというよりも周りを守るための感染対策と言えます。

これらのリスクを個人で判断して、映画館に行くか行かないか決めてくださいという事になります。
私個人の考えは、満席や混雑している映画館は感染のリスクが相当あり、感染予防のためには混雑している映画館には行かず、平日の映画館など空いている回を狙って見に行くというものになります。幸い、田舎のシネコンは休日でも人気のない映画は空いていますし、人気作でも平日の回なら貸し切りも夢ではないので良いかな。
映画館側も全席指定で売るのではなく、空いている回は自由席定員制にして、ソーシャルディスタンスを取ることができるようにしてほしいものです。

更にリスクをもうひとつ。映画館の空調は万全であるかのような宣伝が成されていますが、映画館の空調は、知らぬ間に止まっていることがあり、下の画像のような告知がされることがあります。正確に覚えているわけではないのですが例にあげた札幌シネマフロンティアでは数ヶ月に1度のペースで発生しているようです。
出典:札幌シネマフロンティア:3月8日(水)15時30分の回「BLUE GIANT」をスクリーン1にてご鑑賞のお客様へ
Cinefuro20230308

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