新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』
(演出:G2/原作:宮崎駿/脚本:丹羽圭子・戸部和久)
34000円+チケットぴあ手数料864円/新橋演舞場/★(1/5)
地下鉄に乗って新橋演舞場へ。このタイプのカレンダー見なくなったなと思っていたら、まだ稼働していました。
東銀座駅で下車。6番出口。
余談ですが、6番出口奥にある南海東京ビルディングの階段を上って行くと、100円の飲料自販機があり買って行くと便利です。
初めて行った新橋演舞場は普通のビルでした。
行列は夜の部チケット+特典(チケットホルダー)の引き換えの列でした。
私が人生の中で購入したチケットの最高額34000円。一等席なのに1階席じゃなくて2階席後ろの列という場所の悪さでこの席で34000円は高すぎると思ってしまいました。2階席だと花道の演出が一部観れない場面があり割高すぎて損です。
主演の尾上菊之助さんがアクシデントにより骨折したため、演出を一部変えて上演する旨の告知あり。問題の演出をカットしたためか、昼の部は14:36、夜の部は20:32で終演となりました。
館内の自動販売機は500ミリリットルのお茶が200円ですので、あらかじめ買っておきましょう。
◆さて、歌舞伎にあまり興味が無い素人の感想ですが、全くもって良くなかった。ダメだった。失敗だった。34000円と1日無駄にしたしか言いようがない内容でした。歌舞伎の素人だから知りませんけど、演劇としては全く成立していない、原作漫画を読んでいない一見さんには全く理解できない脚本でした。歌舞伎らしさにこだわる前に、脚本を一見さんでも分かるようにするのが筋でしょう。これが歌舞伎初体験というひとは、二度と歌舞伎を見る事はないなという感じでした。登場人物がナウシカが全然、生きている感じがしないのですよ。久石譲さんの音楽が雅楽で演奏されますが、何故か久石譲さんはクレジットされていないというのも素人には良く分からない世界です。これ映画館でも上映されますが前編4300円、後編4300円の価値はないと思います。
(おまけ)
原作未読の人、原作をはるか昔に読んだけど内容ほとんど忘れてしまったという人、歌舞伎を見るのは初めてという人は必ずイヤホンガイドを借りた方が良いです。
昼の部700円、夜の部700円で1400円かかります。トイレは電波のエリア外で聞く事ができないのが欠点。
3階席用のスピーカーはL-Acoustics社製でした。
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