« 予算が少ない日本映画にドルビーアトモスって必要なのだろうか・・・ | トップページ | 個人でも使えるJBL PROFESSIONALパワードスピーカー『104-Y3』を使う »

ジェミニマン3D+in HFR 60fps(アン・リー)GEMINI MAN



[2019年米国・中国/配給=東和ピクチャーズ/1時間57分/字幕=手描き風フォント縁取りあり]
シネスコスクリーンへビスタサイズピラーボックス上映/DCP 2K RealD3D 5.1ch/★★(2/5)
◆映画の前評判が悪かったので、観る気は無かったのですが、日本ではホビットシリーズ以来の大規模HFR(ハイフレームレート)上映と言う事で行って来ました。SFXや毎秒60コマ上映の究極のフィルム上映システム「ショウスキャン」の生みの親、ダグラス・トランブルもクレジットされていました。
なお、オリジナルマスターは『4K×2K解像度・3D・HDR・120fps』というスペックで、これをオリジナルスペックで上映出来るのは日本では1館もなく、米国でも1館も無いという有様です。 映画に出資している中国の「Cinity Cinema System」というシステムのみで上映可能です。
日本ではドルビーシネマ2K・3D・HDR・120fpsという上映が最もオリジナルスペックに近い上映となります。
映画の内容的にプレステ4買うほどのお金をかけて遠征するのはちょっと、と言う事で2K・3D・60fps上映館で観ました。東和ピクチャーズ(東宝東和)配給なので本国で7.1ch上映されているにもかかわらず5.1chでの配給でしたので、このシーン7.1chなら真後ろまで音が飛んで行くだろうにというシーンがかなりありました。残念。
ストーリーはいまいちというか拍子抜けでした。工場をぶっ壊すとか、もっと派手なラストにしてほしかった。
3D HFR(60fps)追加料金500(3D400+HFR100)円の感想ですが、60fpsというハイフレームのおかげでスピードが速いシーンや破片が飛ぶシーンでもブレなくクッキリとした3Dが楽しめます。ただ、そのデメリットとして映画っぽさが無くなって鮮明な3Dテレビのデモ映像を見ている感じがあります。更に私が観た左右黒浮きするシネスコスクリーンへビスタサイズピラーボックス上映だともっとテレビっぽくなって残念。
3D HFR技術は凄いのですが、莫大な製作費をかけてまで制作する必要はあるかと問われれば、答えは否です。
スター・ウォーズシリーズなどのディズニーの大作映画でHFRが採用されない限りは普及しないでしょう。




|

« 予算が少ない日本映画にドルビーアトモスって必要なのだろうか・・・ | トップページ | 個人でも使えるJBL PROFESSIONALパワードスピーカー『104-Y3』を使う »