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バケモノの子(細田守)

[2015年スタジオ地図・NTV・KADOKAWA・東宝・バップ・電通・NTTドコモ・NNS系7社・文化庁文化芸術振興費補助金2000万円/配給=東宝/1時間34分]
シネスコスクリーンに左右黒浮きピラーボックスでビスタサイズ上映/DCP 2K DLP/5.1ch/★★★(3/5)

『バケモノの子』を見ました

例によってシネスコスクリーンに左右黒浮きピラーボックスでビスタサイズ上映でした。

クライマックスが夜のシーンなので、スクリーン左右の黒浮きが目立ちますが、映画監督とか撮影監督は全く気にならないのでしょうか。

映画の感想は、とにかく熊徹役の役所広司さんがかわいそうでした。
セリフの尺に合わせるのが精一杯という感じで冒頭から滑舌が悪く、とにかく聞き取りづらい。おまけに見た映画館が悪かったのかもしれませんが、音楽とセリフの音響設計のバランスが悪く、最初の方は本当にセリフが聞き取れないような感じでした
この件に関しては役所広司さんが悪いと言う事ではなく、こういうキャスティングをして、おまけに役所広司さんに禄に練習もさせずにアフレコにOKを出した製作側が悪いと思います。
雑誌『SWITCH Vol.33 No.7 細田守 冒険するアニメーション』を読んだ限りでは、ほぼぶっつけ本番のようでしたので、アフレコにもっと日数をかけて役をつかんでから本編を収録した方が、役所広司さんにとっても良かったのではないでしょうか。

物語面は、面白かったのですが、これはテレビアニメシリーズで13話とか26話かけてやった方が良かったのにという感じがしました。
とにかく説明不足、伏線も最低限はってあるかなという感じで、考えずに観ているうちは良いのですが、見終わってから、あれ、どう考えても話がおかしいなと気付くのです。

バケモノの世界と人間界をバケモノが行き来する理由とか、一郎彦の存在に矛盾を感じない周囲とか、弟子がいつの間にか増えている問題とか、宗師の跡継ぎを決まる戦いまで長すぎとか、ラストは本当にご都合主義すぎるなぁとか、いろいろな点が気になります。戸籍の問題とか大検の問題とかがリアルに描かれているため、その他の問題点は気にするなとは言えない映画でしょう。

あと、原画スタッフにスタジオジブリの作画監督経験者がいて、本当にスタジオジブリはアニメ制作部門を解体したのだなと。

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