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A Film by CHRISTOPHER NOLAN 『INTERSTELLAR』

A Film by CHRISTOPHER NOLAN と書かれているのですからフィルムで観なくては、ということで2014年12月19日までの期間限定35mmフィルム上映を見てきました。
THIS MOTION PICTURE WAS SHOT AND FINISHED ON FILM

本国アメリカでは、IMAX 70mm film, 70mm film, 35mm filmという3つのフィルムバージョンで上映されるのですが、映画文化(フィルム)が全くないと言っても過言ではない日本では、僅か1館で35mmフィルム上映のみという寂しい状況です。


日本封切り上映で唯一のフィルム上映をする映画館が入っているビル。


ビルの案内図


隣のビルには閉館した映画館の貴重な東映・東急レクリエーションが合体したマークが残っていました。


建物の映画の看板には特にフィルム上映とは書かれていませんでした


建物の反対側の映画の看板にも特にフィルム上映とは書かれていませんでした


エレベーターホールの映画の看板にも特にフィルム上映とは書かれていませんでした


映画館入口のポスターに、ようやく35mmフィルム上映の文字が


JBL Cinema Loudspeaker Systemsの看板


70mmドルビーステレオSRの看板がありますが、残念ながら35mm上映です。
おそらく70mm上映の実績がここ十数年以上ないのと、70mmフィルムでデジタル音響上映をするためには70mmフィルム用のdts(DATASAT)の設備が必要なのですが、私の記憶が確かであれば日本の常設館で70mmフィルム+dts音響で上映された映画はなかったかと思いますので(東京ドーム上映等のイベント上映では実績あり)、35mmフィルム上映なのでしょう。


入れ替え制ですが、昔ながらの上映時間案内がありました。


2階席。スクリーンは上映開始前からシネスコサイズの状態で、スクリーンマスクは稼働していないようでした。

その35mmフィルムも、最初の方はピントが合っていないような最高の35mmフィルム上映とは言い難い上映でしたが、それでもフィルムで観る事ができて良かった。映画はフィルムで観るのが映画なのだと、デジタル上映の眩しい目に刺さるような感じの画質は好きになれません。
最近はフィルムで撮影していない映画でも、○○○○フィルムみたいな書き方をする映画がありますが、フィルムで撮影していないのにフィルムと書くのは詐欺ではないかと、フィルムレコーディングしてフィルム作れと。
と、言ったところでフィルムは滅び、スクリーンマスクの稼働は止まり、フィルム時代の映画館好きの言う事など誰も読んでいないので問題ないのでしょう。たぶん




※ここから先はネタバレしませんが映画の内容に触れますので、未見の方は読まないようにお願いします。



『INTERSTELLAR』の感想ですが、面白かったのですが、映画館で観るべき映画だと言えるのですが、それでも、人にSFファンですと言えるほどSF歴のない私でも、説明しすぎで親切すぎで、ここまで説明したら宇宙の神秘性とかも損なわれてしまう、と思ってしまいました。ここまで親切にしないと、こういう大作映画が作れない時代になってしまったのかと。親切すぎる割には矛盾点ほったらかしな点が多いのも気になりました。

前評判が良すぎて期待しすぎた事もあるのですが、昨年公開された『GRAVITY』の到達点にには及ばなかった。内容に『GRAVITY』との共通点が多くて驚きました。『INTERSTELLAR』は2時間49分『GRAVITY』は1時間31分ですから上映時間が長い分評価は厳しくなります。
『2001: A SPACE ODYSSEY』を越えるSF映画はなく、これから先も作ることができるのかと。

見終わった後に芦奈野 ひとしさんの『ヨコハマ買い出し紀行』を読み返したくなりました。

4Kデジタル上映版も見たかったのですが、遠征して行ける映画館がビスタ最大で上下が縮まるスクリーンでの上映だけになってしまったので断念。2Kデジタル上映版を見ました。やはりシネスコサイズのスクリーンでこの映画を見ないとなりませんね。クリスティの2KプロジェクターにREAL D XLのフィルタがかかったままの上映が残念でしたが、上映回数が1日1回に減っているためシネスコサイズスクリーンの上映というだけでありがたい状況でした。
2Kデジタル版と35mmフィルム上映版を比較すると、35mmフィルム版の方が良かったですね。2Kデジタル版も比較しなければ悪くは無いのですが、あえて書くと、色がフィルム版と比較すると不自然なのと、ミニチュア撮影のシーンはミニチュアだと分かってしまうのですよね。ミニチュア特撮はフィルム撮影・上映される事で不自然さが無くなるのだなぁと改めて感じました。
2回目を観た感想は、2回目も感動しましたが、説明しすぎのシーンを20分以上カットすれば、もっと良かったのに、と思ってしまいました。

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