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感想『MUSICA 宇宙はなぜ美しい?』(日立シビックセンター天球劇場)

(監督:上坂浩光)
[2013年山梨県立科学館・ライブ/26分]

『MUSICA 宇宙はなぜ美しい?』は山梨県立科学館のプラネタリウムリニューアル記念番組ですので、他館では上映が広がらないようですが、『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』の上坂浩光監督作品と、声優の能登麻美子さんが声の出演をしているということで見たかったのです。
と、いうわけで日立市までやってきました。駅が、いつの間にかガラス張りの駅になっていて驚きました。


日立駅前には日立市らしい「日立製作所の原子力発電用蒸気タービン』のモニュメントがあります。このモニュメントの近くに解説文らしき物がなかったのが謎です。


プラネタリウムの案内。看板の奥に見えるのが日立シビックセンター


日立シビックセンターの天球劇場。凄い建築物です。建築した時の景気の良さが分かりますね。


『東海第二発電所から14.5km』の看板が設置してあります


シビックセンターの中には、茨城県の放射線量を観測したデータを表示する装置があります


驚いたのが、入口が地下1階にあることです。


らせん階段を降りて行かないといけない設計で、バリアフリー設計とか全く考えていない時代の建造物であることが分かります。


天球劇場は地下1階から9階までエレベーターで行かないと行けません。
エレベーターは当然「日立」製で、面白い仕掛けがありますが、この仕掛けを維持する費用は大変だろうなぁと現在の担当者の苦労を察する構造です。


プラネタリウムはメガスターIIA(ES)


全天周映像投影はビクターの「D-ILA 4K2Kプロジェクター DLA-SH7NL」が2台。これに魚眼レンズをつけていて4K解像度の全天周映像が楽しめます

日立シビックセンター天球劇場/22m傾斜式ドーム/プレアデスシステム<MEGASTAR-IIA(ES)+Uniview>/520円/★★★
◆今回はメガスター目当てではなく『MUSICA 宇宙はなぜ美しい?』を上映していて行ける場所がたまたま日立シビックセンター天球劇場だったということで来ました。
『MUSICA 宇宙はなぜ美しい?』の上映前に約25分ほど星空の生解説があるのですが、悪い解説員にあたってしまったのか、とにかくつまらなかった。メガスターを導入した意味が全くない解説内容でした。メガスター抜きにしても、普通に星座解説をしてもらった方がマシです。
『MUSICA 宇宙はなぜ美しい?』の感想は面白かったのですが、脚本が惜しいという感じでした。内容的に難しいのかもしれませんが、プロの脚本家を入れて会話の内容を「どうして?」「……だからさ」という会話ではなくて、自然な会話に出来れば、もっと良い内容になったでしょうにもったいないなぁと思います。
あと、プロジェクターのスペックが5000ルーメンで、この内容を上映するのには明るさが全く足りないです。映画館で使用しているデジタル映写機は21000センタールーメン(ソニーSRX-R320)だそうですから、オムニマックスの作品をデジタル変換して上映するためには、もっと明るいプロジェクターが必要ですね。

サウンドトラックはiTunesで配信中です。
MUSICA 宇宙はなぜ美しい?(酒井義久)

オフィシャルサイト:http://www.live-net.co.jp/musica/

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