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『たまこラブストーリー』は音響が3chステレオ制作だったらもっと良かったのに

音響監督の岩浪美和さんのイベント上映とかでよくあるDVD上映とかブルーレイ上映などの時の2chステレオ素材の上映の時のお願いツイート。

『マトリクスに繋いでください』というのは、分かりやすく言うとドルビーステレオ(ドルビーサラウンド)の回路に繋いで下さいということです。
ステレオ2chの音響素材をドルビーステレオの回路を通すと「左・中央・右・サラウンド」の4ch音響にすることが出来ます。
ステレオ2chの素材をそのまま上映すると左右のスピーカーしか鳴らないので、ちょっとでも劇場中央から外れた座席に座ると、セリフがセンターに定位せず、左右どちらかのスピーカーからセリフが聞こえることになり非常に聞き苦しくなるのです。
家庭用のドルビーサラウンドのアンプにはドルビー3チャンネルロジックモード(サラウンド無しで左・中央・右のスピーカーで再生)が搭載されたものもあるほど、映画におけるセンタースピーカーは重要なわけです。

音響監督の岩浪美和さんは、イベント上映の映画館へ行って音響調整までされているようで、音響監督自ら調整した音響でアニメが楽しめるのは素晴らしいです。


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本題の 『たまこラブストーリー』ですが、素晴らしいアニメ映画なのに何と音響が2chステレオ制作でした。
わざわざ音響の良いTHX認定館の川崎チネチッタCINE12まで見に行ったのですが、中央スピーカーが鳴っておらず、右寄りの席に座った私はセリフが右スピーカーからしか聞こえない状態でしたので、上映終了後、チネチッタの人に質問をしたら2ch制作ですとの回答でした。(余談ですが川崎チネチッタはスクリーンマスクが稼働していて、こういう質問にもすぐ回答してくれる素晴らしい映画館です)

音響監督はベテランの鶴岡陽太さんで、意図があって2chステレオにしたとは思えず、予算の都合で2chステレオ制作になったと推測しますが、本当にもったいない。全ての映画をサラウンドにする必要は無いと思いますが2chステレオはやめてほしいです。予算が無くとも中央スピーカーを鳴らす3chステレオ(か「風立ちぬ」のようにモノラル)で制作してほしいものです。
フィルム時代であれば単純なステレオの映画でもドルビーステレオの回路を通して上映だったのでこのような問題は起きなかったのですが、デジタル上映だと起こってしまいます。
配給の松竹も映画会社ならセリフを中央スピーカーを鳴らさない映画は配給拒否すればいいのに・・・

(2014年10月12日追記)
ブルーレイ版を購入して仕様を確認しました。ソニーのブルーレイプレイヤーで再生したところリニアPCM2.0ch(ステレオ)48kHz24bitでした。

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