詳細地図無しでも十分使えるiPhone用カーナビソフトNAVIelite
iPhone4の16GBモデルを使用しているため、インストールに約4GBもの容量が必要なカーナビソフトNAVIeliteを購入しない予定でしたが、ブログ検索で出てくるNAVIeliteのレビューを読んでいたら試用してみたくてどうしようも無くなり、キャンペーン価格2600円で購入できる最終日に購入してしまいました。(キャンペーン価格終了後は3800円)
トヨタマップマスターの地図を利用したカーナビがそのままiPhoneで使えるのが魅力です。
App Storeからダウンロードする容量は1.81GB(バージョン1.5.1)ですが、インストール時にデータ伸張を行うためiPhoneの空き容量は4GB以上見ておいた方が良いでしょう。
それに、アプリケーション内の環境設定でダウンロードする全国詳細地図が約2GBで約4GB以上の容量が必要です。
NAVIeliteインストール後のiPhone4の容量。全国詳細地図を入れたら残りは約2.7GBになってしまいます。これから先、他のアプリケーションを入れるには厳しい状態です。
全国詳細地図をダウンロードする暇が無かったので、試しに全国詳細地図をインストールしないで試用してみました。
と、いうわけで片道約30分の通勤ルートで試用してみた感想です。
まず、ちょっと地図を動かしてみたらコンビニのアイコンがないというのに気がつきました。
全国詳細地図をインストールしないとコンビニアイコンでないのかとガッカリしていたら、後で設定をしたらきちんと表示される事に気がつきました。
初期状態でコンビニアイコンが出た方が良いと思うのですが、NAVIeliteはいろいろと設定しなくては自分好みのカーナビにならないようです。
ナビ画面はこんな感じです。サンプルとしてイオンモール名取エアリ付近のスクリーンショットを取ってみました。
気がつくのが地図の解像度が低い事ですね。Retinaディスプレイには対応していないようです。まあ運転中にカーナビの画面を注視することはないので問題はないのですが。
同じ場所の同じ縮尺のnavico 全国詳細地図版の地図を参考用として掲載しておきます。
2009年11月27日にオープンしたヨークタウンあすと長町(ヨークベニマルあすと長町店)が掲載されていました。
仙台駅付近はこんな感じです。サンクスの多さに驚きますね。
同じ場所の同じ縮尺のnavico 全国詳細地図版の地図を参考用として掲載しておきます。
VICSの渋滞表示はこんな感じです。青い矢印が順調、オレンジの矢印が混雑、赤の矢印が渋滞となっています。
使ってみた感想ですが、本当にトヨタ車の純正カーナビそのままです。画面が小さいことを除けば。案内音声の詳しさがnavicoよりも上ですね。navicoでは無かった次の交差点までの距離を『6キロ先、左方向です』と案内してくれます。この性能なら5万円以下の市販カーナビ(PND)はもういならくて、iPhoneのカーナビアプリでいいんじゃないかと思えます。
欠点は、画面の小ささとiPhoneの操作体系に合っていない事ですね。地点検索にフリック入力が使えないのは辛いです。ただ、3800円という値段はトヨタ車のカーナビをそのまま移植することで開発費を節約した事で実現出来たと思われるので、あとは改良にどれだけコストをかけられるかというところでしょう。
あと、意外と地図データが古いことでしょうか、一般道の地図データが2009年12月現在のデータとなっています。カーナビの地図は単純に新しい道が出来たら反映させるだけではなくて、その新しい道が出来たことによるルート案内のアルゴリズム開発に時間がかかるので、どうしても地図更新までにタイムラグが出てしまうようです。
トヨタの純正カーナビを調べてみたところ、高速道路料金表示などNAVIeliteでは実装されていない機能はありますが、純粋なカーナビ機能だけをみると全国詳細地図無しでNSCN-W60(定価税込92400円)相当、全国詳細地図有りでNSDN-W60(定価税込147000円)相当の性能があるようです。しかも、純正カーナビの地図更新には税込13125円が必要ですが、NAVIeliteは3800円/年で年6回の地図更新付きです。iPhone本体代金を考慮しても大変お買い得です。(iPhoneは車速パルスを取れないので同等の機能があっても、ナビ性能が同等という訳ではありません。トンネルや高架下などGPSが届かない所では車速パルスが取れる純正カーナビにはかないません)
何故トヨタは純正カーナビが売れなくなる危険を犯してまでトヨタマップマスターの地図の使用を許可したのかと考えていたら若者の車離れを防げ! トヨタがSNSゲームのアイデア募集という記事がありました。トヨタとしては若者のクルマ離れ対策として、安価なカーナビソフトを別会社から提供することで少しでもクルマ離れを防ぎたいのでしょう。
そういう訳ですから、iPhoneをカーナビとして使う人は新車を買うときに、値引きの代わりに純正カーナビおまけしますよと言われても値引きか別のオプションをおまけに付けてもらう方が良いと思います。
NAVIelite カーナビ 渋滞情報プラス
![]() ![]() |
1年間3800円。トヨタ車の純正カーナビも作っている自動車部品メーカーのアイシンAWが開発したカーナビソフトです。トヨタマップマスターの地図を使っていますので、トヨタ車の純正カーナビと同等のナビソフトということになります(当然iPhoneはソフト容量が限られるので、収録している地図や一部の機能は削られていますが)。 渋滞情報のVICSにも対応しています。画面が小さいことを除けば、市販のPNDと同等(以上)の性能があります。 アプリ容量:1.81GB(バージョン1.5.1)+約2GB(詳細地図)=約4GB 地図:トヨタマップマスター(ゼンリン) 開発元:アイシンAW http://dribrain.com/ 動画:http://www.youtube.com/watch?v=RYZ50K74ywE |
| 固定リンク
「iPhone・iPad・Android」カテゴリの記事
- iPhone11からiPhone12miniへ買い換え(2020.12.31)
- 楽天モバイル(楽天回線)を活用するためSHV43のSIMロックフリー機の中古を入手(2020.05.09)
- iPhone11に買い換え。コンパクトデジタルカメラいらずに(2019.12.31)
- iOS13のドルビーアトモス再生を試す(iPhoneXR)(2019.09.20)
- iPhone7からiPhoneXRへ買い換え(2018.12.31)