感想『銀河鉄道の夜』(郡山市ふれあい科学館プラネタリウム)
『銀河鉄道の夜 -Fantasy Railroad in the Stars-』(郡山市ふれあい科学館限定版)
(脚本・CG: KAGAYA)
[2006年KAGAYA studio/約45分]
2008年10月12日/郡山市ふれあい科学館 宇宙劇場/23m傾斜式ドーム(SUPER-HELIOS+デジキャンバス)/★★★
◆銀河鉄道の夜のプラネタリウムが郡山市ふれあい科学館では「限定バージョン」での上映とのことで観に行ってきました。見て納得、確かに限定バージョンでした。
郡山市ふれあい科学館 宇宙劇場
・23m傾斜式ドーム
・234席
・プラネタリウム:五藤光学 SUPER-HELIOS+デジキャンバス
・全天周映画:五藤光学アストロビジョン70L²(70mm10Pフィルム)
郡山駅前にあるビックアイという133mの高層ビルの23階にあるプラネタリウムです。世界一高い場所にあるプラネタリウムということでギネスブックに認定されているそうです。全天周映画の装置もありますが今回の上映では使われませんでした。傾斜式のプラネタリウムで見やすいです(ただ見やすいのは上の方に限られるという欠点もありますが)。座席は最後列付近を除きリクライニングシートでヘッドホン端子が付いていました。入場料は400円でした。(科学館展示ゾーンは別料金400円)
銀河鉄道の夜の郡山市ふれあい科学館 宇宙劇場での上映はプラネタリウム投影機SUPER-HELIOSとデジキャンバスというBARCOの3管式プロジェクター3台で大画面を構成して上映するシステムを組み合わせての上映で、CGが全天周とまではいかずドームスクリーンの中央部にレターボックスサイズでの投影となっていました。
デジキャンバスの3管式プロジェクターも経年劣化しているのか3台のプロジェクターのつなぎ目が見えてしまっていて、映像も暗くボケ気味でした。それでもSUPER-HELIOSの星空とデジキャンバスのCGが白鳥座とか蠍座のアンタレスの位置でぴったり合成表示されていたのはさすがです。
SUPER-HELIOSの星空は従来機より明るく鮮明とのことでしたが、実際見てみたら鮮明すぎる星空に驚かさせましたね。最新型のCHIRONの星空よりもプラネタリウムらしい星空という意味ではこちらの方が好きです。
そして一番驚かされたのが、ナレーションが生解説というところでした。おまけに途中で当日の星座の生解説も挿入されるというのが一番の変更点でしょうか。朗読部分は桑島法子さんの録音でしたが。
この限定バージョンは生解説が入る分物語には入り込めないので、初見の人には通常版の方がおすすめですね。
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