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感想『宙を描くもの』(仙台市こども宇宙館プラネタリウム)

仙台市こども宇宙館 宇宙劇場
・224席
・20m傾斜型ドーム
プラネタリウム: 五藤光学研究所 GSS II
全天周映画: 五藤光学研究所ASTROVISION70(70mm10P)
仙台市営地下鉄の泉中央駅から徒歩3分のところにある仙台市こども宇宙館のプラネタリウムです。
1・2階が図書館、3階が宇宙館の展示室、4階がプラネタリウムになっています。展示室とプラネタリウムは完全に分かれていますのでプラネタリウムだけ観るのに宇宙館の入館料は必要ありません。プラネタリウムとアストロビジョン(全天周映画)は各500円で両方鑑賞すると1000円です。
プラネタリウムは傾斜型ドームスクリーンでスタジアムシートですので見やすいタイプです。

『宙(そら)を描(えが)くもの』
2007年11月23日/仙台市こども宇宙館宇宙劇場/20m傾斜式ドーム(五藤光学 GSS II+ASTROVISION70)/★★★★★
◆2007年12月27日に閉館する仙台市こども宇宙館宇宙劇場プラネタリウムのラスト番組です。最初の約12分は秋・冬の星座の解説のオート投影。その後に『宙を描くもの』という構成でした。『宙を描くもの』とはプラネタリウムの投影機のことで仙台市こども宇宙館宇宙劇場のプラネタリウムの機器がどんな性能を持っているのか、どういうことが出来るのかというのを解説した番組です。プラネタリウムファンなら1回は観ておくべき番組と言えるでしょう。
この番組を見て初めてGSS IIが宇宙型プラネタリウムであることを知りました。宇宙型というのは地球以外から見た星空を再現する機能のことです。土星から見た星空や太陽系の惑星軌道の再現など通常のプラネタリウムでは使われることがない機能が紹介され、普段のプラネタリウムって高い機材入れているのに機能を活用していないことがよく分かる内容でした。その他にもスカイライン投影機、スライド投影機、ASTROVISION70、XYズーム投影機などの機能が紹介されました。圧巻だったのは50台以上ある(正確な台数を忘れました)スライド投影機を全て使用してみたり、全ての機械を使って銀河系旅行するシーンでした。
2008年にケイロン・ハイブリッドプラネタリウムを導入した新仙台市天文台が開設されるまでの約半年の間、仙台市にはプラネタリウムが無いことになります。新仙台市天文台オープンまで仙台市こども宇宙館宇宙劇場は営業を続ければ良かったのにもったいないです。

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