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感想『COSMIC COLLISIONS 〜宇宙大衝突〜』(プラネタリウム)

[2006年米国(American Museum of Natural History)]
2007年10月28日/福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」プラネタリウム/15m水平式ドーム(五藤光学 SUPER-URANUS+VIRTUARIUM II Video)/★★★★
◆「コズミックコリジョンズ」の上映前に、本日の星空解説(約20分)があります。星空解説は女性解説員の生解説で、まあまあでした。全天周映像投影装置バーチャリウムIIを使って日没時の風景が「こむこむ」の屋上から撮影したものになっていたのが良かったですね。そして後半がバーチャリウムIIを使ったフルCG番組『COSMIC COLLISIONS 〜宇宙大衝突〜』(約23分)となっています。アメリカ自然史博物館のヘイデンプラネタリウムが制作した番組の日本語吹替版で俳優の緒形直人がナレーションをしています。
地球と小惑星の衝突や銀河系同士の衝突を最新の科学研究をもとにフルCGで描いた番組で、かなりの迫力の映像を楽しむことができました。恐竜の絶滅原因となった小惑星の衝突はかなりのもので、次に小惑星が地球に衝突しそうになったときに人類が出来る行動も描かれています。某映画のような行動をとらなくても地球への衝突を回避できるのは意外でした。このことを知るだけでも見た甲斐がありました。

オフィシャルサイト(英語):http://www.amnh.org/rose/spaceshow/cosmic/

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感想『銀河鉄道の夜』3回目(プラネタリウム)

『銀河鉄道の夜 -Fantasy Railroad in the Stars-』(通常版)
宮沢賢治 銀河鉄道の夜
(脚本・CG: KAGAYA)
[2006年KAGAYA studio/38分]
2007年10月28日/福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」プラネタリウム/15m水平式ドーム(五藤光学 VIRTUARIUM II Video)/★★★★
◆3回目の『銀河鉄道の夜』鑑賞です。声優の桑島法子さんと大場真人さんがナレーションの通常版が見たかったので急遽、福島市まで遠征に行きました。しばらくは上映するかな、と思っていたら10月末までの上映で今日を逃すと更に遠征しないと見ることが出来なくなってしまいますので。
通常版の感想ですが、ショートカット版を観た後ですと音楽や映像がフルバージョンで見れるのは嬉しいのですが、ショートカット版の方が演出のテンポが良くて番組の内容としてはショートカット版の方が良かったのは意外でした。まあショートカット版では「星めぐりの歌」がカットされているという欠点もあるのですが。
オフィシャルサイトを見ていたら、デジタル全天周投影装置が無い施設でも上映できるように70mm15pフィルム版(IMAX用のフィルム)を作成中のようですね。IMAXの大スクリーンで上映してくれるなら、また遠征を考えなくては。

オフィシャルサイト:http://www.gingatetudounoyoru.com/
上映プラネタリウム一覧:http://www.gingatetudounoyoru.com/allsky/place.html

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福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」プラネタリウム

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・15m水平式ドーム
・120席
・五藤光学 SUPER-URANUSVIRTUARIUM II Video

福島駅から徒歩3分のところにある、平成17年7月23日にオープンした福島市の施設です。正式名称が「福島市子どもの夢を育む施設」という長い名称で愛称が「こむこむ」となっています。
凄いのがプラネタリウムやイベントを除いた入館料が無料で、子供向けの科学館のような充実した常設展示室が無料なのは良いですね。まあ入館料取って施設に閑古鳥が鳴くよりは良いという福島市の判断なのかもしれませんが。

プラネタリウムは4階にあります。
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15mの水平式ドームのプラネタリウムで、投影装置が五藤光学のスーパーウラヌス、全天周映像投影装置がバーチャリウムII Videoとなっています。
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↑バーチャリウムII Videoのコンパクトなプロジェクター。6台の映像を合成することで全天周映像を投影します。スタッフの人に液晶式なのかDLPなのか質問しましたが分かりませんとのことでした。

座席は投影方向南向きの一方向配列で、リクライニングシートで見上げるタイプのプラネタリウムです。
プラネタリウム観覧料は大人300円、大学生・高校生200円、中学生以下100円と安いです。
最近流行の全天周映像投影装置を使った映像がメインの番組が多いようですので、欲を言えば傾斜式ドームでしたら文句なしのプラネタリウムなのですけどね。映像メインの番組は見上げるのがつらいです。音響はサラウンドシステム(おそらく5.1ch)が入っていて、ナレーションの声が反響してエコーがかかっているところもありますが良好です。

五藤光学の紹介ページ:http://www.goto.co.jp/clients/new-clients-fukushima-body.html
オフィシャルサイト:http://www.comcom-fukushima.jp/

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