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感想『交渉人 真下正義』

交渉人 真下正義 スタンダード・エディション

(監督:本広克行)
2005年5月7日/MOVIX利府4/スコープ/DOLBY SRD/★/パンフレット600円
[2005年フジテレビ・ROBOTほか/2時間7分]
「踊る大捜査線」の真下正義を主人公にした外伝的映画 ◆ある意味、悪い期待通りというか予想通りのつまらない映画でした。踊る大捜査線の熱狂的ファン(信者)以外の人には全くおすすめできません。
オフィシャルサイト:http://www.odoru-legend.com/

さて、ここから先は軽いネタバレありの愚痴を書きますので観ていない方は読まないで下さい。

まず、脚本がダメでした。事件の内容を危機管理の専門家か誰かにチェックしてもらわなかったのか、という感じです。素人でも、あんな状況で地下鉄の運転が続けられるわけが無いだろうと気づいてしまいますよ。地下鉄中どこても行ける試験車両(←ありえない)の所在が運転司令所で分からなくなった時点で全部の電車を最寄り駅に止めて運行を停止するのが危機管理としては当たり前だと思いますよ。 止めなければ試験車両と一般の電車の衝突がいつ起きるかわからない状況が続いているわけで、常識で考えれば地下鉄全線の電車を止めるでしょう。 フィクションだから目くじらを立てるな、という人がいるとは思いますが、アメリカのビルに飛行機が突入して以来、現実は既に映画の想像の範囲より先に行ってしまったわけで、現在のリアリティが必要とされる映画である以上あまりにも事件の内容がお粗末であると思います。 あと、細かい点を言えば10年以上前に鉄道マニアを辞めた私が観ても鉄道考証がなってないし、だいたいスジ屋が1人しかいないというのはありえない、とか、そもそも自動運転システムがダウンした時点で通常運転がありえないとか、バッテリーであんなに走行できないだろうとか、いろいろありますが、この辺で止めておきます。 あとは、犯人の描き方ですね。謎でも良いのですけど、単独犯であれだけの事件を起こせるのかという裏付けも無しで終わるのは納得できませんでした。 本編よりも、エンディングの後に上映される湾岸署の署長とか(スリーアミーゴス)が出演する「容疑者 室井慎次」の予告が一番笑いが多かったという時点で、この映画が期待外れの人が多かったのだなと感じてしまいました。

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