感想『デビルマン』DEVILMAN [PG-12]
(監督:那須博之)
2004年10月10日/MOVIX仙台5/ビスタ/DOLBY SRD-EX/★/パンフレット700円
[2004年東映・東映アニメーション/1時間56分]
◆永井豪氏の原作も読んでいないし、アニメ版も観ていませんが(懐かしのアニメ特集で主題歌をちょっと聴いたぐらい)怖いもの見たさで見に行きました。
前評判以上の、物凄いダメ映画です。今年、今まで観た映画の中で最低の出来だと断言できるほどです。
私の記憶が確かならば、クオリティを上げるために公開を遅らせたはずですが、こんなダメシナリオならクオリティを上げる作業は必要なかったでしょう。ダメ映画マニアなら必見ですが、それ以外の人は別の映画をおすすめします。
オフィシャルサイト:http://www.devilmanthemovie.jp/
ええと、ここから先は愚痴しか書きませんので、他人の愚痴を聞くのがいやな人は読まないでください。
東映グループが総力を結集して制作したはずの映画ですが・・・こんな映画しか作れないのなら映画制作やめてしまった方がいいですよ。
まず、脚本がダメです。誰が書いたのかと思ったら那須真知子さんで那須博之監督の妻ですよ。夫婦ですから、脚本にダメだし出来なかったのか、夫婦そろってデビルマンの原作を愛していないかのどちらでしょう。私は後者だと思いますが。この手の映画を実写化するなら相当、原作を愛していて、実写化するなら俺にまかせろという人でなければ実写にしてはいけません。この映画からは、そういう物が全く感じられないのですよ。
同じ実写映画化でも「キャシャーン」の紀里谷和明監督はシナリオは破綻していても、映画からは「俺はこういう映画を作りたいんだ」というパワーがあふれていましたし、そういう映画ならば多少破綻があっても許せてしまうんですよ。
ところが、この映画からは全くそういう物が感じられません。それでは、いくら資金を投入してもダメ映画が出来るだけです。この手の映画は低予算でも、特撮がダメでも、監督の情熱が感じられる映画であってほしいですね。
映画が始まって、まず思ったのがテレビでやっている戦隊シリーズやライダーシリーズと同じ作り方をしているということです。全然、映画という感じがしません。部分部分のCGが凄くてもアンバランスです。いかにも低予算が伝わってくる、白いツナギのような服は何とかならなかったのでしょうか。
あとは、何度も書きますがシナリオですね。特にシレーヌは何のために出てきたのだか。事態がエスカレートしてゆくのが全然、描けてないしスケールが小さい話にしか見えませんよ。あと、ニュース映像にボブサップを使う意味はあったのか?字幕出すぐらいなら、日本人のニュースキャスターを使えよ。もったいない。あとは小林幸子やコニシキとか有名人を意味もなく使うなら他に予算を回してほしいですね。
映画とは直接関係ありませんが、出演者目当てなのか幼稚園児を連れてきた母親がいましたが、いちおうPG-12の映画なのだから連れてくるなと思ってしまいました。教育上良くないのだからPG-12に指定されているのに・・・これが小学校高学年が観ているのなら何もいいませんが。
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